ベトナムで包装資材製造事業に参入

 双日プラネット株式会社(以下、双日プラネット)は、このたび、ベトナムの大手合成樹脂加工メーカーであるランドン・プラスティック社(Rang Dong Plastic Joint Stock Company、以下RDP社)の子会社ランドン・ロンアン・プラスティック社(Rang Dong Long An Plastic Joint Stock Company、以下RLP社)に20%資本参加し、ベトナムで包装資材製造事業に参入します。

【RLP社ロンアン工場】

 RLP社は双日プラネットの出資を受けてベトナム南部のロンアン省に工場を新設、各種フィルムの印刷やラミネート・製袋加工による包装資材の製造、合成皮革およびそれらを使った加工品など幅広い製品の製造を実施します。工場の総投資額は約36億円、稼働は2018年3月を見込んでいます。

 近年、ベトナムではスーパーマーケットやコンビニエンスストアといった小売業態が発達しつつあり、食品用途の包装資材市場は毎年約10%~15%の規模で拡大しています。今後コールドチェーンの発達や経済成長と共に、レジ袋等の汎用品から、水蒸気やガスバリア機能の付与等、付加価値の高い包装資材の普及が見込まれます。このような新たな需要を取り込み、RLP社では5年後までに売上100億円を目指します。

 双日プラネットは2016年3月にRDP社と戦略提携合意書を締結、合成樹脂原料の供給と製品販売を行ってきました。また、長年、欧州及び北米で高機能フィルム製造事業を行っており、包装資材分野においては、様々なノウハウを蓄積しています。今回のRLP社への出資を通じて、ベトナムに製造機能を確保して同国の需要を取り込むとともに、ミャンマー、カンボジア、フィリピン等、アセアン周辺国で市場開拓してまいります。更に、今回の資本参加を橋頭堡とし、成長するアジアの包装資材市場を横断的に捉えるべく更なる事業拡大を目指していきます。

【ニュースリリース】双日プラネット、ベトナムで包装資材製造事業に参入_2018.01.16.pdf

以上

(ご参考)

RDPの概要

会社名Rang Dong Plastic Joint Stock Company (ホーチミン証券取引所上場)
設立1960年
本社所在地ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市
代表者ホー ドゥック ラム(Ho Duc Lam)
株主Ho Duc Lam 64.15%、その他 35.85%
事業内容包装資材、合成皮革、その他プラスチック製品製造

RLPの概要

会社名Rang Dong Long An Plastic Joint Stock Company
設立2015年10月
本社所在地ベトナム社会主義共和国 ロンアン省
代表者グエン ダック ハイ(Nguyen Dac Hai)
株主RDP           65.0% 
双日プラネット株式会社  20.0%
その他          15.0%
事業内容包装資材、合成皮革、その他プラスチック製品製造

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包装資材本部 担当:永島 隆  TEL:03-6871-2511

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